ねぇ、華原君。 私たちはまるで絡まった糸みたいだね。 解けず、動けない。 ヘタにいじれば更に絡まるかもしれない。 だから、今はこのままでいいの。 見たくない現実を突きつけられても、このままで。 試合の合間にも時々私に視線をくれる。 そこに決定的な関係がなくても、そうしてくれる事が 華原君を支えたいと思う、私の支えになるんだ。