恋の唄



祐一郎の様子がおかしい事には気付いてた。

疑ってしまう私の悪いクセはいつものコトだけど、私が疑いを口にすれば、いつも本当に何もないと訴えて。

やっとそれを信じる私に祐一郎は安堵して、優しい眼差しで安心させてくれる言葉をくれてた。

でも、春を過ぎるくらいからそれが少し変わった気がしたの。

最初は気付かなかった。
何が違うのか。

そしてある日それに気付いた。

祐一郎は安堵した後、困ったように笑うようになったの。

私は最初それを、自分が疲れさせてきたからだと思ってた。

たくさん疑ったりもしたけど、祐一郎は今まで浮気なんてしたことがないし、何より常に私を優先させてくれていた。

だから考えもしなかった。


他の子に惹かれいてるなんて──‥