それからというもの、アタシはずっと外を眺めていた


『(いつになったら、帰れるんだろう・・・)』


ケーキ食べたらすぐに帰ろう



「・・・・・」

『・・・・・』



正直言って、さっきから目線をすっごく感じる。それも、目の前から・・・ι


『ふーっ』


軽く息を吐いて、前を見てみると


「♪〜♪〜♪〜」



鼻歌を歌いながらニコニコしていた。


「しずくちゃん♪♪可愛いね」


『ブッ、な?!』



いきなりコイツは何を言い出すんだ?!

勢いあまって、含んでいたミルクティーを吹き出してしまった。


「うわぁ〜しずくちゃん、顔真っ赤」



自分でも分かるように、顔から火が出るくらい真っ赤だったのだ