裏道を少し歩いた途端


ガシッ


『うわっ!』



手首を誰かに掴まれたのだった。誰かって言っても、すぐに分かったけど・・・



『だから無理って言ったでしょ』

「ダメ〜」



上目使いでウルウルさせながら、見つめてくるのだった



『うっ・・・』


ヤバい可愛い。本当にコイツ男?



『だ、ダメったらダメ!!』


「え〜」



今妥協したら、コイツの思うつぼになってしまう。


負けるな自分

勝つんだ自分



「仕方ないなぁ〜」


『はっ?』