急いで学校を出て、近くの裏道へと入っていった


『ここまで来たら大丈夫でしょ』


裏道から少し顔を出して、同じ学校の生徒がいないか確認する


「しずくちゃん、痛いよ〜」


『あっ、ごめん』



首根っこを掴んだままだったのに気づいたアタシは、急いで手を離した



「ねぇねぇ、達樹くんは何で来たの?」


「あっ、今日はしずくちゃんとデートしに来たの」



『・・・・・・』




また変な事を言い出したコイツ。もう何も言いたくはないって・・・ι



「うわぁ、大体に言うね〜。で、しずくどうするの?」


『どうするも何もデート何てしないから。じゃぁ』



早く帰って寝たいアタシは、断りをいれて裏道を出て行った