「今日の歓迎会行くの?」


「行かなきゃマズいだろ。主役だし。」

「だよね。営業に、イケメンがいるって聞いたから、そっちにラブモーションかけなきゃ。」


「俺は、どうでもいいや。無事終われば。」


「テンション低いなぁ…。
まだ若いのに、何で定年間際のオッサンみたいなノリ?」


怪訝そうに俺を見た。


「俺、飲めないから、どうでもいんだよ。
あっ、終わった。
じゃあ、お先。」


50枚のコピーの束を纏めて、コピー室を出た。