草食系部下と私様上司

「君を一人にしたのは悪かった。
でも、安心して?
もう一人にはしないから。」


「はぁぁ…。
話しになんないわ。人にプロポーズしといて?
親に挨拶しといて?それで、違う女と逃げたの誰?」


スゲー……。


そんな有り得ない話しが、現実に有るなんて……。


「でも、やっぱり莉子の事が好きだと気付いて君を付けてた。
話しがしたかったから。
でも、怖くて…。
勇気が出なかった。電話したけど、言葉が出なかった。」


俺は怒りが込み上げた。


何なんだ、この男は……。
スゲー自分勝手じゃねぇか。