「何ですか?」


「美味しそうに食べるのね?子供みたい。」


そう言って、ハーブティーを飲んだ。


「子供って……。」

「ねぇ、右の口元にクリーム付いてる」

上川さんが、自分の口元を指差して俺に教えてくれた。


「えっ…何処?」


口元を手で触るけどのかない。


「違うわ。此処。」

俺の隣りに来て、至近距離で


「此処…。」


俺の口元に付いてるクリームを、舐めた。