「煙草吸ってたと思ったら、今度は女子社員とお喋り?」

上川さんのバックには、ブラックオーラが有って、眉間に深くシワが刻まれていた。


「鶴見君、もう帰っていいわよ?
やる気ない人に、仕事教える程、私も暇じゃないの!
三波さん、あなたもこんな所で油うってないで、早く持ち場に帰ったら?」


「すみません。」


顔を引き攣らせながら、部署に帰った。

「あの…上川さん、すみません。」


無視ですか……。