「あり…がとう。」

頬が、ホンノリとピンク色に染まってて、トロンとなった目付きに、俺の心臓が高鳴った。


「いえ……。」


腕の力を緩めて、上川さんを解放した。

「あの…上川さん。二次会どうするんですか?」


「二次会…?
行かないわよ?」


その言葉に、何故かホッとしてた。


「あの…じゃあ、送ります。」