私達はいつの間にか寝ていた。 起きるとサラリーマンは さっさと服を着ていた。 「これ、約束の金だから。ホテル代はこっから出して。」 「はっ意味わかんねーし。ホテル代は別だろ!」 するとサラリーマンは 冷たくて私の心に重く響く言葉を投げつけた。 「デブに払う金なんてな、これで十分なんだよ。それに、簡単に誰とでも寝て、キモいんだよ。これだけでも、有り難く思え。」 そういって、男は強く扉を叩き付けて 冷たい視線をおくって出ていった。 そう、結果はいつもこれだから。