「あれ、ユウタ君そんなに嫌がらなくたっていいじゃん、私今フリーなのに♪」

サキは嬉しそうな顔をしてオレを茶化してきた。


「・・・もう絵を描く時間なくなるから真面目にしよう」


「冗談よ!でもホントユウタ君絵が恋人って感じだよね、女の子に興味なんて全然なさそう」


「・・・」


そんなこともないんだけどな・・・
ちょっと言い返そうかと思ったがまた話に火を点けることになるのであえて何も言わなかった。