眠ったばかりの筈なのに…



仕事を終わらせた私が
家に辿り着くと、玄関に靴があった





何で…並べないんだろ



そう思いながら靴を揃え、中に入った




「…連絡ぐらいしてよ」




「悪ぃ…でも、連絡しないと
もう来ちゃいけねぇのか?」




いつも連絡しないと会ってくれないのはカズの方なのに…




「出来るなら、そうして欲しい」




そんな悲しそうな表情浮かべないでよ…



切なくなる




「遅かったな…っと

それより大事な話があるから
まず座ってくれよ」



いつもそうだ



いつもカズのペースに持っていかれる



でも、いつもの事だから
テーブルを挟んでカズの前に座った