その頃、涼介は腑に落ちない気持ちでいて未希になだめられていた。

『遥斗の奴…。なんなんだよ。俺は紗菜ちゃんが好きだったのに…。』

『まぁ~まぁ~落ち着いてこんなコトもあるよ!紗菜は遥斗くんが初恋なの!だから幸せになってほしいって思ってる…。』

涼介は黙ってしまう…。

《そんなコト言われても俺だって、紗菜ちゃんを見て初めて本気で好きになったんだ。諦められない…。》

涼介は密かに気持ちを固めていた。


そのまま2人は分かれ家に帰った。