階段を登り終えるとサスティンは辺りを見渡した。 どこだ? 突き当たりの方からまた悲鳴がした。 父さんの書斎からだ! サスティンは背中が凍りつくのを感じながら突き当たりを曲がった。 すると、書斎の扉が開いていて、その扉の前に悲鳴をあげていたメイドが言葉をなくしたように立ち尽くしていた。 手を口にあて、信じられないと言わんばかりに。