月と太陽Ⅲ




「私の名はロット・アラビウス。以後お見知りおきを」


ロットは愛想よく握手を求めてきた。

エセル達もそれに答える。


「ところでサスティン。もう連れてきたのかい。しかも二人も」


ロットはにやにや笑いながらちらっとエセルとフェリアを見ると、またサスティンへと視線を戻す。

サスティンは一瞬目を泳がした。


「いや、町長に用があるんだ」

途端にロットの顔色が変わる。


「ドロルフ様に?指令か」


「ああ」


重要な事だとサスティンの表情で理解したようだ。