レオルは一人一人に別れを言うつもりなのだろう。 今度はフェリアへ向き直った。 「健闘を祈る」 「あなたも」 フェリアはそう力強く言うと、今度はレオルの腕をぐいっと引っ張り耳元に何かささやいた。 その大胆なフェリアの行動に、エセルとサスティンは目を丸くした。レオルも一瞬目を見開いたが、フッと静かに笑みを見せたのが見えた。 二人は二、三言話すとフェリアはレオルの腕を放した。 一体何を言ったのかしら? あのフェリアが似合わない行動をした事で、エセルは何だか気分がもやもやしていた。