一番苦しいのはレオルなんだ。 どうでもいいなどと思っているはずがない。 戸惑う三人を余所にアイナは声を荒げて叫んだ。 「さあ、お喋りはお終い。始めましょうか」 強い口調でそう言うと笑った。 その瞬間、ベーチスがまた急降下して来た。 「何度も同じ手にはまると思うなよ」 サスティンがニヤッと笑った。