真剣な面持ちでレオルは昨日あった事を全て話した。


イヴの話し、王家の秘密。禁断の魔法やホルストの存在。


全てを聞き終えるとサスティンはゴクリとつばを飲み込んだ。


「俺達が知らない歴史があったなんて…」


信じられないといった様子だ。


共に話しを聞いていたソフィアも同じだった。


「私も聞いた事がありません。でも…」


ソフィアが不安そうに言うと一拍おいて、続けた。


「そのイヴという人の言った事は本当に信じられるんですか?」