一人で話し出すロミルダを見て、陽汰はこっそりSOSをネムに送った。 「うん、まぁ出身は置いといてさ!仲良くしようよ!ね♪アリーセ達はあたしが前に居た町のご近所さんなんだよ♪」 「カイザーです。改めまして、皆様どうぞ宜しくお願いしますね。」 陽汰はとびきりの笑顔でこう言ったが、内心はハラハラしていた。 なぜなら、アーベルとベルホルトが、少し疑わしげな顔でずっと陽汰を見ていたからである。