――今日はいっぺんに色々な事が起こりすぎて、正直頭が爆発しそうになってしまった。 でも目の前に起こった事は事実だし、一生懸命理解するしかなかった。 ネムはクラウディオの方を見て姿勢を正した。 「クラウディオ……君。いえ、クラウド!えっと、これから宜しくお願いします」 ぺこりと下げた頭を、クラウディオは優しく撫でてくれた。 ――その途端に、何か懐かしい気持ちが心に広がった。 ディルクに撫でられた事は無かったが、触れたときの温かさはやはり本人のようだ。