すると、サラマンダーは左腕を前に伸ばした。
――パチン
指を鳴らしたその瞬間、イフリートの周りだけに突風が吹き荒れ始めた!
そして風がいよいよ強くなったその時……
――ボワアアアアアアッ!!!!
イフリートの体から炎が噴出した!!!
「ぐわああああっっ! ち、ちくしょおおおっ!!! あと、あと、あと少し……だったのに!!!」
イフリートは苦しさのあまり何度も体をくねらせたり魔法を使って逃れようとしたが、どれもが失敗に終わった。
「悪あがきなど見苦しいぞ。それに……その浄化の炎からは誰も逃れる事は出来ぬ」


