あまりにも唐突だったのでネムは答えることが出来なかったが、首を素早く縦に何度も振った。 「ユニコーンを帰還させてはくれませぬか?」 面食らってしまった。 「えっ、でもっ――」 「よい、よい。分かっておる。御老公の命、我に授けよ。さすれば必ず生きながらえるであろう。結界の方も我に任せてみてはいかがかな?」 ……ネムはサラマンダーの話す言葉の意味が全く分からなかったので困ってしまった。 お婆ちゃんに聞きたかったけれどとても聞けるような状況ではない。 ほんの少しの間、黙ってしまった。