「俺と同じ炎の使い手じゃねーか!! それにそいつは幻獣じゃねえ!! 精霊だぜ!? ……というかお前本来ならトカゲだよな!?」 イフリートは腹を抱えて笑っているが、サラマンダーは済ました顔で答えた。 「否」 「あぁ!? 馬鹿にしてんのか!? ちゃんと喋ったらどうだ!?」 サラマンダーはため息をついた。 ――話すことがとても面倒くさいという顔をしているのが分かる。