「はーっはっはっはっ!! 凄いぞ化け猫!! だがどうやらお前の実力はその程度のようだな!!」 イフリートは更に魔力を籠めていった。 まだまだ魔力が上がっていくのでネムはとても絶望的な気持ちになった。 「ディルク……もう、もういいの……」 「何を言っている!! わたし達がやらねば誰がやる!? このままにしておくわけにはいかぬのだ!!」 ディルクの魔力が少し上がった―― 「それにわたしは守り猫だ。役目を放棄するなど……出来ぬ!!」