まもりねこ。


「守り猫は……護る時に魔力が爆発的に高まるのでまだまだだがな。少しは役に立つといいが」


「ううん! ありがとう! もしかしたらいけるかもしれないもの!!」


 それを聞いたイフリートは、上手に氷を避けたり、炎で燃やしたりしながら大笑いした。


 もちろんヒュドラーの首を切る手は止まっていなかったが。


「何がおかしいのよ!」

「本気で言ってるのか? 俺も甘く見られたもんだぜ」


 すると大きく息を吸い込んだ。


「まずい!!」


 ディルクは急いで自分とネムを防御の魔法で包み込んだ!


 ユニコーンが防御の魔法でお婆ちゃんを包むのを横目で確認しながら――