まもりねこ。




 ――ヒュッ


 イフリートは炎の剣を出してその首を切り落とした。


「炎の騎士、参上!! なんてなー!」 


 だが、その首からは新しい二本の首が生えてきた!


「だからめんどくさいんだよ!!」


 ヒュドラーの首はイフリートを噛み千切ろうとそれぞれ襲い掛かる。


 そして時間が経てば経つほど首の本数が増えてきた。



 ――そこへ氷の塊が参戦した!


 ネムはまさかと思って隣を見ると、なんとディルクが氷を放っていた。


 口を大きく開け、冷気をまとっている。


 そして氷の粒を一気に集め断続的に飛ばしていた。