「ユニコーン。貴方の力でお婆ちゃんを護ってあげて? それと……結界の力を強めてもらうと助かるわ。」
「ええ。仰せの通りに致しましょう」
そう言ってお婆ちゃんの元へ駆け寄り、持っている全ての魔力を使いネムの言うとおりにした。
イフリートはユニコーンが喋ったのを聞いてびっくりしている。
「そいつが話すのは初めて聞いたぜ! ……ああ、そうか。こいつは幻獣だから魔術師としか話さねーんだな。けっ。かわいげのねえ」
それを聞いてユニコーンの魔力が更に高まった。
あまりの強さに角からは白い雷が放出されている。


