――お婆ちゃんは無事だった!! しかし結界を張って守りつつ、自分を防御するのはとても難しかったようで、もろに攻撃を受けてないにしても相当なダメージを受けている。 さっきよりも足元がおぼつかないし、呼吸が荒くなっているように見える。 「すげーな! まだ生きてるなんて!! 俺の攻撃を受けて生き残った事、皆に自慢していいぜ! もっとも、本気じゃなかったけどな!!!」 さっきより強烈な一撃を与えようと、イフリートは右手に集中している。 その隙にネムは幻獣を呼び寄せた!