「とろいな~。それでも魔術師かよ!? それとも……この人間に恋でもしちゃったか!?」
ネムは言い返せず、少し考えた。
――『恋』って一体なんなんだろう?と。
陽汰の事を気になっているという意味?
それなら当たっているけど……
「ま、どうでもいいけど俺はこれで誰にも負ける事のない力を得る事が出来た! 感謝するぜ!」
そう言うとイフリートは魔力をどんどん高めていった。
「上がる上がる!! こりゃ数千年前のあの事件以来の最高な気分だな!! えーっと……どんな事件だったけな」
お婆ちゃんは魔力が外に漏れないように全力で結界を張った。
これが他の人に知られたら大変な事になってしまう――


