「ふー。久しぶりに笑わせてもらった。そのお礼といっちゃなんだが、聞きたいことなんでも聞きな。出血大サービスだ! おっと、血は出せないけどな」
――また大笑いしている。
「お前が一体、何者なのか。なぜここに来たのか。教えてもらおうじゃないか」
お婆ちゃんはもしもの時に備えて右手を素早く動かせるようにしている。
「変な真似はよしといた方がいいぜ。ここで俺たちがやり合ったら、王に全てバレてしまうぜ。人間をかくまっていた事もな!」
‘それ’は近くに生えていた草で楽しそうに遊びながら話している。
「魔法を使うより、これ以上俺の魔力が外に漏れ出さないように結界を張るべきじゃねえか? まぁ、俺には関係ないけどな!」
「質問に答えぬか!!」


