まもりねこ。


 一人庭に残ったお婆ちゃんは、魔法でお爺ちゃんの欠片を集め、魔法瓶に大事に入れた。


「埋葬はちょっと待っておくれよ、ダフィー。泣くのも後だ」



 ――するとお婆ちゃんの肩にディルクが乗ってきた。



「慰めてくれてるのかい、ディルク。ありがとうね。さあ、部屋に戻ろう」


 部屋に戻ろうと進んでから、ゆっくり振り返り呟いた。


「ダフィー。あの時のあんたは今までで一番かっこよかったよ。さすが、あたしの旦那だね。あんたは十分あたしを守ってくれたよ」