――その瞬間!! ネムがいきなりラミアーの方を向いたのでラミアーはびっくりしてしまった。 「えっ? な、なんですの?」 ラミアーは獲物がすぐ目の前にいるのに、もしかしたら命令されて食べることが出来なくなるのではとびくびくしていた。 だが、ネムは命令をしなかった。 変わりに、また聞きなれない言葉で一言呟いた。 するとネムの体からオーロラのような綺麗な光が放たれ始めた。 戸惑っているラミアーの手からするりと抜けると、ネムはまた一言、今度は誰もが聞きなれてる言葉で言った。 「死ね」