まもりねこ。


「ほっほ。すまないが今日は帰っておくれ。わたしの孫が悪戯でお前さんらを召喚していまったようなのでな」


 そういうと右手を素早く動かしてディルクを回復させてやり、ネムと一緒の防護の魔法で包み込んであげた。



「邪魔をするの? 痛い目にあいたいのかしら。ふふ」

「なあんもせんよ。ただ素直に帰ってもらうだけじゃ。なるべく穏便にすませたいのでな」


 しかしラミアーは決して帰ろうとしなかったし、怒りで体からは絶えず電流が出ていた。



「これが最後よ。どきなさい」


 暫く睨みあった後、ラミアーがため息をついた。