「まぁいいや、行こう♪ 食べ物とかも売ってるから、色々食べたりしよう。ほら、あそこ!ホットチョコレートなんて定番物もいいわね」
ネムが笑顔で陽汰の方を見ると、陽汰も笑顔でこっちを見ていた。
それを見て、なんだか心がうずいてしまった。
むずがゆいような、とってもくすぐったくて暖かい。
「ど、どうしたの?」
「ん?いや、さっきまでオレのせいで変な感じになっちゃったからさ。やっと笑ってくれたなと思って嬉しいんだ」
ネムは思わず下を向き、足元にあった小石を足で転がしながら答えた。
「ううん。あたしも悪かったから……ごめん」
少し待ってみても返事が無いので顔を上げると陽汰はまだ笑顔だったのでネムも思わず笑顔になった。


