「基本はそうよ。でもね、どこに居るかとか、何をしているかとかが自然に分かっちゃうの。あ、さっきディルクと何を話していたの?」
「うーん、特に何か話したわけじゃないんだ。ただ、寝る時に枕元に牛乳を置けみたいな事を言われた……」
それを聞いたネムはびっくりして目が真ん丸くなっていた。
「えぇ!? サキュバスがカイザーの所にくるって言うの!? さてはあなた、何かいやらしい事をディルクに話したか見抜かれたのね」
いやらしい事は話してなかったが、モーショボーの件があったので何も言い返せず陽汰は首をすくめた。
サキュバスが何か分からなかったけどあえて聞かないほうがいいような気がしたのだろう、黙っていた。


