「もう、びっくりしたじゃないの。ちゃんと気にしなかったあたしも悪いけど……マーマンが欲しかったの?」
陽汰は思い切り首を振った。
「ふふっ。マーマンを欲しがる人はあまり居ないわ。調合の時に必要だったりするけれどそれ以外はいらないわ。お部屋に置いても汚れるだけだしね」
「ごめん、初めて見たから凄く面白くって。それより、他のみんなは?ディルクさんも居ないみたいだけど……オレがあまりにも遅かったから先に行っちゃった?」
「違うの。皆それぞれ夢中なのよ。ディルクはアーベルさんとお喋りしてるしね」
それを聞いて陽汰は首をかしげた。
「でも、守り猫って常に行動するものだと思ってた」


