「…たくちゃんのパパやママ、将来生まれてくる子供には申し訳ないけど、

あたしのことを、誰より愛してください。

あたしと、一生一緒にいてほしい」

「亮くん、正解にできますか?」

「…正解にできるかどうかって…他に解答あるんか?
女としては唯一だし、家族の中では一番愛してる。
子供が出来ても、おまえは特別だ」

もう、感動しすぎて鼻水が出ちゃう。

「…聞いたかピンクアフロ。たくちゃんは諦めろ!」
横目で睨んで啖呵をきったら、

「実生、あのさ…………この人、先輩」

「ひっ!」

忘れてた。

「オーケーオーケー!俺は今日、ただのピンクアフロだから!

もう、ついでに締めの一言をミキティに譲るよ!
たくちゃんへの愛をぶちまければいいよ!」

そう言って渡されたマイクの電源はすぐさまオフ!

「ピンクアフロさん、先輩なのにすみませんでした」

「いやいや。たくちゃんをとろうとした俺が悪かったよ!」

「…ぶっちゃけあたしもそう思います」

「ぶっ!(笑)

ま、いいから」