「あ、あた、あたしっ!なるっ!
あたしが、たくちゃんのお嫁さん!」

ネイルなんか投げちゃって、勢い良く主張したら、

「おまっ、床に着くだろうが!」

と、怒られた。

とりあえず、ネイルは蓋を閉めてその辺に転がしておいた。
裸の小指なんて気にしない。

「抱き締めてください、ご主人さま」

両手をいっぱいに広げてカムカムしたら思いっきりバカにされたけど、ふっと、やさしく笑って、抱っこしてくれた。

「たくちゃんの嫁の座は一生誰にも明け渡しませぬ」

「おめぇ、何キャラだ」

まぁ、とにかくチューしまくった。