穏やかな日々…。


愛する夫、愛する息子。


私にとってこれ以上の幸せはない。


私を笑う者などもうここには居ない。


そして、卑屈で暗い私も影を潜めた。


私はこの家族と変わらぬ愛に包まれた生活が生涯約束されていると信じて疑わなかった。

私にじわじわとにじりよるモノになど何1つ気付かずに…。