とても気持ちのいい目覚めだった。

今日は久しぶりの休み。

杏子と二人で買い物と食事の予定だ。

私はワクワクしていた。

今日は最後の晩餐だね、杏子。

その時まで私はあんたの親友を演じてあげる。

少し痛いかもだけど、それは今までの私の胸の傷みと思って我慢しなきゃね

『幸子!お待たせ。』
今日は一段と綺麗だね、杏子。

私は心からそう思っていた。

『行こうか、杏子!』
私は微笑んだ。