『実は…俺、杏子ちゃんと結婚前提に交際をしたいんだ。さっちゃんにも協力してほしくて…さっちゃんは俺の妹みたいな存在だしなんとか力借りたくて』


一気に灯火がかき消され、全く検討違いな結果を期待した自分が惨めだった。


もう後は何を話したか覚えていない。

ただひたすらもう1人の私が手招きしている。

そうだよね、やっぱりそうなるんだよね…。

笑えるよ、私って。


神様なんていない…。

醜い私に幸せなんてないんだよね…。