一度姿を現したもう1人の私は毎日、毎日私を〃死〃に誘う。

日に日に私は死ぬ事ばかりを考えるようになっていった。


前にも増して卑屈になり笑う事もなくなり杏子の美しさと明るさが死にたい私を更に追い込む。

やがて私は心の中のもう1人の私(悪魔)と手を組んだ。


やっぱり、死んでしまおうかな…。


(それがいい。)


悪魔が私に答えた。