大好きより大好き




よく漫画にあるお姫様だっこをされ、ベッドに運ばれたあたし。


軽々持ち上げちゃうところが改めて男の子を感じさせる。



「何か緊張してきたかも。ダセーな…。」


口の端を少しだけ上げて苦笑いする陽介にあたしは少しだけ笑った。



「今日の陽介、可愛い。」



「…うるせーよ。」



触れるだけの甘いキス。



唇が離れた後は二人で小さく笑った。





そしてすぐに陽介が来ていたTシャツを脱いだ。




「……っ!////」



こんなに間近ではっきりみるのは初めての陽介の体にあたしは照れてしまう。


不意に目をそらすと



「こんくらいで?これからもっとすげーことすんだけど。」



ってまた意地悪そうに笑うからなんだかあたしも悔しくて



「大丈夫だもん。」


って強気で言ってみる。



大丈夫…


大丈夫なんだから!