唇がくっつくかくっつかないかっていう距離であたしはフと考えてしまった。
待って。
あたし、イチゴ全部口の中に含んじゃった…
少し小さめのイチゴだったから…
あたしの想像ではイチゴを唇ではさんで、それを唇が触れるか触れないかの距離で陽介に渡す
そういう手順だったのにイチゴを唇に挟むどころか、すべてあたしの口の中。
キャー///
どうしよう…。
「…おせーから。」
へ?
陽介がそう言ったのと同時に
「ん…!」
思い切り口付けされて。
「……!」
途端に深い口付けに変わりあたしの口の中のイチゴをいとも簡単に連れ去った。
「うまい。」
満足そうにイチゴを頬張る陽介にあたしは何も言えず、ただただ顔を赤くするだけ。
び、びっくりした~…////

