まったく、何で家の親はああなのか…
はああ~
あたしはひとつ深いため息をついた。
でも、本当はあたしが一番わかってる。
だってもう1年以上付き合ってるんだもん。
学校の友達からもそれはおかしいって言われてるくらいにして。
陽介とそういう雰囲気になったことはもちろんないわけじゃない。
だけど、いつも途中まで。
あたしはいつでも良い…
って言ったら嘘になるけどそれなりに覚悟はできてるつもりなんだけどな。
陽介とだったら…
いやらしい意味なんかじゃなくて、ただもっと陽介に触れたい。
それだけ。
もっと触れられる術が他に見つからないからそう思うことしかできないのかもしれない。
陽介も同じ気持ちだよね?

