「なーんだ、あんたの人生もうおわっちゃったねぇ」
声が聞こえた。
誰だろう。
「あんたの考えてることは私全部わかるのよ、私は神よ」
何を言ってるんだ?この女は

「あんた失礼ねぇ、あんたは私が選んでココに連れてきてあげたのよ。あんたがここにいる限りあんたは下の世界を観賞することができるわ、この部屋から出たらあなたは消滅するけどね」
なんということだ。
私は死んだ、だが神に選ばれ神の世界に来た。
神の世界にいる限り下の世界・・・ つまり私がさっきまでいた世界を見ることができるということだ。
これは喜んでいいのか悲しめばいいのかわからない。
「喜べばいいんだよ。この部屋に来たのは今のところあんたを入れて3人だけだから」
3人?それはだれだ?
「この部屋にこれるのは下の世界に未練を残したものだけ、それも相当強い未練よ」
未練か、雪江のことか?

「雪江さんのことじゃないわよ、あなたが殺した女よ」
あの女か・・・ あの女はいったいだれなんだ?

「あなたが殺した香夏子さんのことね。彼女のことはこれからわかるわよ。神様はなんでもしってるんだから」




「次の物語は運転手の物語よ」