背の小さい真那にキスをするのは一苦労。
本来ならきつく抱き締めたままキスをしたいが、少し体を離して顔を近づけないと、すぐに息苦しくなってしまう。
「…ん…ふ…」
俺の唇の動きに敏感に反応し、エロい声を漏らし続けている…。
キスをしたまま舌を出して、真那の唇をそっと舐める。
「んあっ！」
大きくビクンと反応し、膝がガクンと折れた。
「おっと…お？」
その体を支えるつもりだったが、間に合わずに後ろのベッドにストンと座ってしまった真那。
つい流れで、そのままゆっくりとベッドに押し倒した。
…つい…ね。
それでもアタフタする事なく、じっと俺を見つめ続ける潤んだ瞳。
「絶対…離さねぇ…」
「上杉さ…んん…」
今度は深く深く唇を重ね、真那の呼吸さえも奪うかのようなキスをした。
呼吸も…視線も…その甘い声さえも…
すべて、俺だけのモンにしてしまいたい…。
