甘い夏  煙草の匂い




窓を締め切ったままの蒸し暑い部屋。

かろうじて扇風機は動いているが、寝転がった…真那を押し倒した状態では、背中を風がかすめていくだけ。

真那と触れている部分から、次々と汗が噴き出してくる。



『お前はやるなよ?犯罪になる。』



栄四郎の言葉が頭をよぎる。

何故?10歳も離れてるから?真那がまだ16歳だから?

そんな事はどうでもいい。年齢とか関係ねぇ。

俺の中では、真那は立派に…




― 女 ―




なんだ。




「や…だめっ…」


キスの合間に、抵抗の言葉を漏らす真那。



一旦キスをやめ、強く体を抱きしめる。


肩と腰を抱きしめられた事で宙ぶらりんになる真那の両手。

その両手が行き場をなくし、そっと俺の背中に舞い降りる。

頼りなく細い指先の感触が…生地越しでもゾクゾクする。




離さない…コイツは俺のモンだ…。





シャンプーの匂いに浸っていると、腕の中で「くぅ…」と呻き声が聞こえた。