甘い夏  煙草の匂い




「あぁ…ビックリしましたねぇ…」


畳に這いつくばって、溢れた麦茶を拭く真那。

…そうだ。真那は風呂上がりだからだ…。


「…?」


何も言わずに凝視する俺を見て、キョトンとする。


「あっ…」


…が、すぐにその理由に気付き、自分の両肩を隠すように手で覆う。

その両肩は…丸出しだった…。

正確に言えば…キャミソールのパジャマ…と言うのだろうか?


ただ言える事は、屈んだ時に見えた胸の谷間からして…ノーブラだろう。



「あ…の…」



…何故、部屋に入った時に気が付かなかったのか?


「あ…暑かったから…」


畳を拭いていたタオルが目に入った。


「もう…寝るだけ…だと思って…」


…あぁ、そうか。部屋に入った時は、肩からバスタオルを羽織っていたんだ。




「…キャアッ!」


…だから、気が付かなかったんだ。



「やっ…痛っ…ま…待って!」



だから「よし、これで…」だったんだ…。






「んっ…ふ…」






…気が付いたら、真那を押し倒してキスしていた…。